和菓子の道具  其の一:刷り込みの型

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和菓子には、専用の道具が色々あります。
その一つに「刷り込みの型」があります。
定番のものから、オリジナルのものまで、色々あります。例えばこんな感じです。
bh4a8678これは、お菓子の上にのせて、カルシウムを溶いたものを指でのせ、版画の様に柄を描くためのものです。

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お菓子の上に型紙を置いて、上から指で塗っていきます。
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ペラッとめくると出来上がり。もたもたとしていると、上手くいかないので、手早く丁寧に行います。bh4a8702
鳥獣戯画です。

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こんな風に、生菓子にもよく使います。

こういう繊細な柄の型を作っていただける職人さんの存在がとっても大きいです。
お干菓子の木型同様、腕の立つ職人さんがどんどん減ってきています。
以前作っていただいていた方も、高齢でお辞めになり、困っていたところ、
現在お願いしているのが、こちら中村紋章工芸さんの六代目、紋章上絵氏中村様です。

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kimg0758_1普段のお仕事では、着物に紋を描かれたり、紋の型を彫ったりされています。

実は、長男の野球のコーチでもあります。
バレーボールでは全国大会にも出場される実力のスポーツマンなのですが、
とっても手先が器用で、早い・綺麗・丁寧に、こちらの無茶ぶりにも笑顔で応えてくださいます。

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刷り込みの型は、比較的安価に作れるため、ちょっとしたオリジナル菓子の作成に向いています。ただ、耐久性はあまりありませんので、大量生産には向きません。

中村様、いつもありがとうございます。
これからも親子共々、どうぞよろしくお願い致します。